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ADSL終了はいつ!?おすすめの乗り換え先を徹底解説!

2023-10-31

ADSLの終了が間近に迫っています。現在NTT東日本とNTT西日本、ソフトバンクが提供しているADSLですが、終了した後いざ乗り換えようと思っても、どの回線を選べばよいのか迷いませんか?自社に合った回線を選ぶには、それぞれの回線の特性を知ることが大切です。

本記事ではADSLの終了時期やその理由、乗り換え候補となる回線の特徴について詳しく解説します。

 

INDEX

ADSLサービスの終了時期

ADSLサービスはNTT東日本とNTT西日本、ソフトバンクが提供しています。各社のサービス終了時期は次のとおり。

 

事業者・サービス名 終了予定時期
NTT東日本/西日本「フレッツADSL」 2023年1月31日
ソフトバンク「Yahoo!BB ADSL」など 2024年3月31日

 

なお「フレッツ光」未提供エリアでは、「フレッツADSL」の提供が続けられます。

ADSLが終了する理由

ADSL回線契約数の減少

2000年代前半に大きく契約者数を伸ばしたADSLは、高速な光回線が次第にシェアを伸ばしたことにより、加入者数が減少し続けています。2020年には光回線と契約者数で約32倍の差がつきました。

回線別 契約数(万契約)
光回線 3,502
ADSLを含むDSL回線 107
ケーブルテレビ回線 658

 

出典:総務省 電気通信サービスの提供状況・利用状況

契約数が減少したことで、設備の維持や管理に採算がとれなくなっています。

 

保守部材の確保が困難

ADSLを利用するには加入者宅に「ADSLモデム」を設置し、回線を提供する業者側では「DSLAM」という装置を使います。

インターネット回線の主流が光回線になったことで、これらADSLモデムやDSLAMの製造がほぼ終了します。DSLAMの中には保守を終了しているものがあり、在庫がある部材での修理は可能なものの、将来的には修理不能になると見込まれています。

ADSL終了後の乗り換え先

ADSLからの乗り換え先には、次の4つが候補としてあげられます。

 

  • ・光回線
  • ・ケーブルテレビ回線
  • ・ホームルーター
  • ・モバイルルータ

 

順番に特徴を見ていきましょう。

 

光回線

光回線では、ガラス繊維からなる光ファイバーに光の信号を流すことにより、データ通信が行われます。電気信号ではなく光信号を使うため、「上りでも下りと同等のスピードが出る」・「安定している」という特徴があります。

他の回線に比べて圧倒的に通信速度が速いため、「速度と安定性を重視する」人に向いているでしょう。

ケーブルテレビ回線

ケーブルテレビ回線を使ったインターネットは、ケーブルテレビ事業者とユーザー宅をケーブルで接続し、データ通信を行なうものです。

データ伝送路については、「光ファイバー」で接続する方式と「光ファイバーと同軸ケーブルを併用する」方式の2種類が主流です。ケーブルテレビ事業者は使用する設備に応じて、100Mbps未満~10Gbpsまでの複数の速度プランを提供しています。

ホームルーター

ホームルーターは、4G LTE回線や5G回線の受信可能な機器を宅内に設置することにより、インターネット通信をおこなうものです。

光回線やケーブルテレビ回線と違い、「回線の引き込み工事が不要」なため費用を抑え手軽に設置できます。

モバイルルーター

モバイルルーターは4G LTEや5G を受信できる小型の装置です。機能面はホームルーターとほぼ同じです。ただしバッテリーが搭載されているため、外出先でも利用できます。

ADSLから光回線へ乗り換えるメリット

高速・大容量のデータ通信が可能に

光回線へ乗り換えることで、高速で大容量の通信が可能になります。光回線は上り下りとも最大1Gbpsの速さ。ADSLの約20倍ものスピードを誇ります。

2020年4月以降、NTT東日本/西日本から最大通信速度10Gbpsの「フレッツ光クロス」も提供されており、通信速度を求める方には最適のサービスと言えます。

 

上り速度が高速で大容量ファイルのアップロードも可能

光回線は上りのスピードが1Gbpsと高速なので、大容量ファイルのアップロードもストレスなくおこなえます。

ADSLから光回線へ乗り換えるデメリット

工事が発生する

 

 

光回線を利用するためには、光ファイバーケーブルを宅内へ引き込む工事が必要です。標準的な工事の場合、およそ2万円の費用がかかります。

出典:フレッツ光ネクスト-NTT東日本

工事まで時間がかかる

申し込みから工事が実施されるまでには、早ければ1週間程度、設備状況によっては2~3ヵ月かかる場合があります。

ADSLからケーブルテレビ回線へ乗り換えるメリット

さまざまな速度プランから選べる

光回線やホームルーター、モバイルルーターでは速度プランを選択できません。一方ケーブルテレビでは、さまざまな速度プランが提供されています。

自社のニーズに合わせて、100Mbps未満の低速プラン~1Gbpsの高速プランから選択できます。

参考:速度で選べるコース-J:COM

ADSLからケーブルテレビ回線へ乗り換えるデメリット

高速プランはインターネット単体で考えると高い

インターネットの利用だけを目的にケーブルテレビ回線を引く場合、他の回線に比べて高速なプランは割高になってしまいます。

有料放送なしで高速プランを引きたい場合は、ケーブルテレビ以外の回線を利用した方がよいでしょう。

ADSLからホームルーター/モバイルルーターへ乗り換えるメリット

ADSLより高速通信が可能

ホームルーターやモバイルルーターはADSLよりも高速です。5Gが提供されているエリアは限られていますが、4G LTEであってもADSLより速いでしょう。

 

ただし光回線に比べると遅いので、速度を重視される方には光回線のほうがおすすめです。

工事不要ですぐにインターネットを利用できる

ホームルーターやモバイルルーターは、宅内への回線引き込み工事が不要なため費用を抑えることができます。手軽に設置でき、機器が届いた日からすぐに利用できます。

ADSLからホームルーター/モバイルルーターへ乗り換えるデメリット

通信速度が遅くなったり接続しづらくなったりする

ホームルーターやモバイルルーターは、次のケースのときに通信速度が遅くなったり接続しづらくなったりする場合があります。安定性の面で光回線に劣るといえるでしょう。

 

  • ・一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった
  • ・長時間接続したり一定時間内に連続で接続したりした
  • ・利用している地域の周辺ネットワークが混雑している

乗り換えの手順

ADSL回線から新たな回線へ乗り換えるときは、以下3点に注意してください。

 

・ADSLの解約は新しい回線が開通してから行う

・プロバイダも忘れずに解約する

・ADSL解約では事業者からレンタルしているモデム等を返却する必要がある

 

ADSLやプロバイダを解約する手続きは、新しい回線サービスで問題なくインターネットが使えることを確認してから行いましょう。

新回線の開通でトラブルがあった場合でも、既存のADSL回線が残っているため、インターネットに接続することが可能です。

 

フレッツ・ADSLを契約されている方は、プロバイダの解約も忘れずに行いましょう。

プロバイダを解約せずにいると、使っていないのにプロバイダからの料金請求が続いてしまいます。

 

また、ADSLモデムやスプリッタをレンタルしている場合は、レンタルしている機器一式を回線事業者に返却する必要があります。解約申請すると回線業者から送付先等の案内があるので、その指示に従い、忘れずに機器を返却しましょう。解約申請はWebサイトでは受け付けていないため、以下の電話番号に連絡しましょう。

では、それぞれの回線ごとにADSL回線から新たな回線へ乗り換える流れを解説します。

光回線

ADSLから光回線へ乗り換える手順は、以下のとおりです。

 

  1. 1.新規で光回線を申し込む
  2. 2.工事日を確定する
  3. 3.工事に立ち会う
  4. 4.ADSLの解約・機器の返却、プロバイダ解約

 

まず光回線を申し込み、工事日を確定させてください。

申し込む時期や業者によっては、新規申し込み者が多くなることで、工事日まで数ヶ月待たされるかもしれません。たとえば、年度替わりで引っ越しが集中する3~4月は光回線工事が混雑します。

待ち時間を見込み、余裕を持って申し込むことで、スムーズに乗り換えることができます。

ケーブルテレビ回線

ADSLからケーブルテレビ回線へ乗り換える流れは、次のとおりです。

 

  1. 1.ケーブルテレビ回線を申し込む
  2. 2.工事日を確定する
  3. 3.工事・機器設置に立ち会う
  4. 4.ADSLの解約・機器の返却、プロバイダ解約

 

ケーブルテレビの多くは、複数のネットプランを提供しています。

視聴するチャンネルや希望する回線速度等から利用するプランを決定し、申し込みを行いましょう。

ホームルーター/モバイルルーター

ADSLからホームルーター/モバイルルーターへ乗り換える流れは、次のとおりです。

 

  1. 1.ホームルーター/モバイルルーターを申し込む
  2. 2.機器の到着・設置
  3. 3.ADSLの解約・機器の返却、プロバイダ解約

 

ホームルーター/モバイルルーターは単体で動作する機器のため、光回線やケーブルテレビ回線とは異なり、工事は不要です。機器が到着したら新しいネットにすぐ接続できるようになるので、素早い乗り換えが可能です。

工事なしで快適な通信環境を実現できるDoRACOON(ドゥラクーン)がおすすめ

安定した通信環境を構築したいなら、DoRACOONがおすすめです。

 

その理由は次の3つ。

 

  • 工事を伴わないからすぐにインターネット接続できる
  • ひとつのキャリアに障害が起こると自動でキャリア切り替え
  • 電源があれば設置できるから移設も簡単

 

1つずつ説明します。

工事を伴わないからすぐにインターネット接続できる

DoRACOONは工事不要のモバイル通信サービスです。「マルチファンクションタイプ」・「モバイルルータータイプ」・「スマートフォンタイプ」から選んでいただき、機器が届いたその日から利用できます。

ひとつのキャリアに障害が起こると自動でキャリア切り替え

DoRACOONではひとつのキャリアに障害が起こると、自動的に他のキャリアへ接続。なぜならクラウドSIM技術によって、複数のキャリアを常時スタンバイさせているからです。

 

ひとつのキャリアにのみ接続するモバイルルーターやホームルーターに比べて、安定した通信環境を実現できます。

電源があれば設置できるから移設もカンタン

DoRACOONは移設も簡単です。電波が入りにくい場所であっても、クラウドSIM技術によって受信状態がよいキャリアへ自動的に切り替わります。電源があれば設置できるので、設置場所を問いません。

 

まとめ

ADSLからの乗り換え先の特徴をまとめると、次のとおりです。

 

  • ・通信速度と安定性を重視するなら「光回線」
  • ・工事不要の手軽さを重視するなら「ホームルーター」や「モバイルルーター」
  • ・低~中速プランを選びたいなら「ケーブルテレビ回線」
  • ・工事不要で安定した通信回線なら「DoRACOON」

 

ADSLサービスが終了する前に、自社に適した回線を選んで乗り換えましょう。

 

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