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リモートワーク時代のエンゲージメント向上術!社員の定着率を上げる方法

2025-2-3

リモートワークの普及に伴い、エンゲージメントの低下が課題となっています。

 

そこで本記事では、リモート環境下でもチームの結束を強化しエンゲージメントを向上させるための具体的な施策を紹介します。

 

役立つツールや他社の事例も併せて紹介しますので、人事担当者やチームリーダーの方はぜひ参考にしてみてください。

エンゲージメントの重要性

エンゲージメントとは、企業と従業員の「つながり」の強さや、会社やチームの目標に対してどれだけ意欲的に取り組んでいるかを示す概念です。

 

エンゲージメントが高い従業員には、次のような特徴があります。

 

  • ・会社やチームの目標を自分ごと化して取り組む
  • ・同僚や上司と信頼関係を築き、協力的に行動する
  • ・仕事にやりがいを感じ、積極的にアイディアを発信する
  • ・困難や課題にも前向きに挑戦する
  • ・会社に対する愛着や帰属意識が強い

 

このようなエンゲージメントが高い従業員が増えると、次のメリットが期待できます。

チームワークの向上と生産性のアップ

チームの結束力が強まり、仕事がスムーズに進みます。トラブルが起きても、メンバー同士が協力して早期に解決できます。

離職防止につながる

 

会社に愛着を持ち、仕事にやりがいを感じやすくなります。「ここで働きたい」という気持ちが高まるため、結果として離職率が下がります。

リモートワーク社員のエンゲージメントが下がりやすい要因

リモートワークでは、コミュニケーション不足が原因でエンゲージメントが低下しやすいと言われています。具体的には、次のような問題が発生することがあります。

自然発生的な会話が少ない

オフィス勤務の場合、雑談やちょっとした会話を通じて、相手の性格や仕事ぶりを自然に知ることができ、お互いの信頼関係を深めやすいです。

 

しかし、リモート勤務では、「偶然会って話しかける」「雑談で盛り上がる」といった機会がほとんどありません。人間関係が希薄になりがちで、出社メンバーに比べると、同僚や上司への信頼度が低くなることが多いです。

一体感が減り疎外感を感じやすい

オフィスワーカーとリモートワーカーが混在する環境では、出社メンバーとの間に溝ができやすくなります。どうしても対面での会話が中心となり、リモートワーカーがいない場で話が進みがちです。その結果、「自分の知らないところで物事が決まっている」と感じ、疎外感を覚えてしまいます。

チームリーダーが問題を発見しにくい

リーダーにとって、全員がオフィスにいる場合は、表情や行動から「なにか困っているかも」と自然に察知しやすいものです。しかしリモートワークでは、画面越しのやり取りが増え、メンバーの仕事ぶりや精神状態を把握する機会が減ります。

 

その結果トラブルの前兆を見落とすことや、深刻化してからはじめて気づくリスクが高まります。

評価への不安

オフィスに出社している社員であれば、普段の態度や働きぶりを直接見てもらいやすい一方、リモートワーカーは仕組み上ほとんど見れません。一部のリモートワーカーは「同とうに評価してもらえないのではないか」と不安を案じています。

リモートワーク社員のエンゲージメントを高める方法

リモートワーカーが安心して働ける環境を整えることで、チームの結束力や生産性も大きく向上します。リモートワーク環境で社員のエンゲージメントを高める具体的な方法は、次のとおりです。

雑談時間を意識して設ける

オンライン会議は特定の課題にフォーカスしがちで、雑談が生まれる余地はあまりありません。意図的に雑談タイムを設ける工夫が大切です。

 

たとえば、以下のような施策が考えられます。

 

 

  • ・会議の冒頭に5~10分の雑談タイムを設定する
  • ・オンライン飲み会やレクリエーションなど仕事以外の会話ができる場を企画する
  • ・メンバー同士をペアにして週1回の1on1雑談を実施する

雑談は必ずしもリーダーが参加する必要はありません。同僚同士での何気ない会話が、信頼関係を育む大きなきっかけになります。

リモートワーカーとまめにコミュニケーションをとる

オフィスにいればちょっとした声がけや雑談も、リモート環境下では減りがちです。そこで、リーダーが意図的にコミュニケーションをとる必要があります。

 

具体的な施策は次のとおりです。

 

  • ・チャットツールでのこまめな声がけ
  • ・週1回程度の1on1ミーティング

 

やり取りを通じて、リモートワーカーも自分の役割や目標が明確になり、チームの一員だと実感しやすくなります。

評価制度の見直し

 

リモートワーク中心の社員は「自分の働きが正当に評価されないのでは」と不安を抱きがちです。そこで、対面機会の多さや上司へのアピール力に左右されないよう、成果物や進捗を可視化して評価する制度が必要になります。

<具体的なポイント>

  • ・目標への達成度合いを客観的に測れるしくみ
  • ・アウトプットを重視した公平性のある評価制度
  • ・評価基準を全社員に公開し透明性を確保

 

評価制度が公平だと、リモートワーカーも安心して仕事に集中できます。

リーダーシップ研修

リモート環境では、メンバー同士が対面で顔を合わせる機会が減るため、リーダーにはより高いマネジメントスキルが求められます。

 

<必要となるスキル例>

リーダーシップスキルの向上

チームをまとめ、目標達成に導くためのコミュニケーションや意思決定、問題解決のスキルが向上します。

チームビルディングの能力向上

メンバーの強みを活かし、チーム全体を効率的に機能させる方法を学びます。

対人スキルの強化

チームメンバーや上司、部下との関係を築くための対話力や共感力が高まります。

問題解決力の向上

困難な状況で効果的な解決策を見つける能力が鍛えられます。

 

リーダー自身がスキルを身につけることで、チーム全体の結束力を高められます。

伝える内容によって情報伝達ツールを使い分ける

連絡手段は、テキストベース(メールやチャット)で済ませるケースが多いですが、内容に応じてツールを変えることが大切です。

 

<使い分けのポイント>

  • ・単純な連絡・報告:メールやチャット
  • ・複雑な内容や誤解が生じやすい話題:音声通話やビデオ通話
  • ・チーム全員への共有事項:オンライン会議やチャットの全体チャンネル

 

声のトーンや身振り手振りがあるだけでコミュニケーションの質は大きく向上し、意図や微妙なニュアンスなども伝わりやすくなります。

 

オンラインチームビルディングの企画

リモート環境であっても、チームビルディングイベントを設けると、メンバー同士の結束を高めることができます。

 

  • ・ゲームやクイズを取り入れたオンライン交流会
  • ・メタバース空間でのレクリエーション

 

こうした企画を通じて、業務以外の部分でもつながりを持てるようになり、人間関係が深まります。

社員エンゲージメントの測定方法

エンゲージメントは目に見えにくいものですが、アンケートやツールを使って数値化すると、組織の課題を把握しやすくなります。ここでは、代表的な測定方法を紹介します。

アンケートの実施

エンゲージメント調査用のアンケートを作成し、従業員に記入してもらう方法です。手作業で集計する必要があるため負担はかかりますが、小コストで実施できるメリットがあります。

サーベイサービスの活用

従業員のエンゲージメントをアンケートやツールでデジタル的に測定・分析するサービスを利用する方法です。従業員がパソコンやスマートフォンで質問に回答すると、自動的に結果が集計・分析されるため、担当者の手間が大幅に削減されます。

継続的な測定が重要

1回だけのサーベイでは、組織の状態を断片的にしか把握できません。定期的に実施することで変化を捉えやすくなり、施策の効果検証や改善につなげられます。

リモートワークエンゲージメントの向上に役立つツール

リモートワーク環境でのエンゲージメント向上をサポートしてくれるツールは次のとおりです。

エンゲージメント可視化ツール

アンケートやデータ分析によって、従業員や部署ごとのエンゲージメントを可視化できるツールです。人事担当者や経営層が組織の状態を把握し、改善策を検討する際に活用されます。

プロジェクト管理ツール

プロジェクトに関わるタスク・スケジュール・担当者・進捗状況を一元管理できるオンラインツールです。ファイル共有やチャット機能があり、プロジェクトメンバー間の認識のズレを最小限に抑え、効率的な運営をサポートします。

社内SNS

 

組織の内部でのみ利用するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で、情報共有の範囲が社内に限定されています。活発に活用することで、社員同士の交流が増え、会社への帰属意識を高める効果があります。

リモートワークエンゲージメント向上の取り組み事例

リモートワーク環境におけるエンゲージメント向上の事例として、以下の取り組みを紹介します。

メルカリ

メルカリでは、リモートワーク下でも効果的なコミュニケーションを行うため、主に以下の3点を重視しています。

 

  • ・ローコンテクスト:わかりやすい言葉で伝えることを意識し、誤解や情報不足を防ぐ
  • ・心理的安全性:反対意見を言っても非難されない環境を整え、活発な議論を推進
  • ・CONNECT:画面越しでもつながりを感じられるよう、オンライン上での交流を充実

 

さらに、1対1のコミュニケーションの仕組みをリモートワークにも適用し、上司としっかりコミュニケーションを図れる環境を構築。評価制度の透明化やオンライン研修の実施など、柔軟な働き方を支援する取り組みも行っています。

 

参考:急変する時代において、メルカリの人事戦略で起こった「10の変化」 #thebusinessday3 イベントレポート | mercan (メルカン)

サイボウズ

サイボウズでは、リモートワークでのコミュニケーション課題を次の施策で解決しています。

 

  • ・社内SNSでの活用:オフィスでの何気ない雑談をオンライン上で再現する仕組み
  • ・オンライン会議中のテキストチャット:音声発言が難しい場合でも気軽にメッセージを送れるようにする
  • ・出社組との情報共有の徹底:リモートワーク組が置いてきぼりにならないよう、やり取りの内容を共有

 

実際にリモートワークを進めながら見えてきた課題を解決していくという手法で、快適なハイブリッドワークを実現しています。

 

参考:離職率28%、採用難、売上低迷。ボロボロから挑んだサイボウズのハイブリッドワーク10年史|THE HYBRID WORK サイボウズのハイブリッドワーク専門メディア

エンゲージメントを向上するためのステップ

エンゲージメントを効果的に高めるためには、現状を正しく把握し、組織の状況に合った施策を計画的に実行することが大切です。ここでは、取り組みの流れを4つのステップに分けて解説します。

1.現状把握

 

エンゲージメントサーベイやアンケートなどを活用し、従業員や部署ごとにエンゲージメントの数値を把握します。アンケートの結果をもとに面談を行うと、より具体的な課題や不満を洗い出しやすくなります。

2.施策立案

分析結果に基づき、優先度の高い課題を特定し、それに適した施策を検討します。たとえば、評価制度への不満が多ければ評価基準の見直しなど、問題に即した具体的アクションをリストアップします。

3.目標設定

目標が曖昧だと、改善の度合いを把握できません。そこで、「エンゲージメントスコアを半年で◯ポイント上げる」など、数値化したゴールを設定しましょう。また、目標達成のための施策内容や担当者・スケジュールを明確にすることも欠かせません。

4.運用・定期的な改善

施策導入後は、エンゲージメントスコアや離職率の変化を定期的にチェックし、必要に応じて調整を行います。また、従業員へアンケート結果のフィードバックを伝えると、「自分たちの声がきちんと届いている」と感じてもらいやすく、エンゲージメント向上に効果的です。

まとめ

リモートワーク環境でのエンゲージメント向上は、離職防止や生産性向上にもつながる重要な取り組みです。リモートワークだからこそ、意図的な雑談やコミュニケーションの機会を設けることが大切です。本記事の内容を参考に、リモートワークでも高いエンゲージメントを実現できる職場づくりをめざしましょう。

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※記載している内容は、掲載日時点のものです

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