法人向けにポケット型WiFiを選ぶ際、失敗することはよくあります。その失敗を避けるために、特定の項目をチェックすることが重要です。
この記事では、法人のポケットWifiの選び方や導入の手順を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
- 1.ポケット型WiFiとは
- 1.1.モバイルルーターとの違い
- 1.2.WiMAXとの違い
- 2.法人のポケット型WiFi選びでよくある失敗談
- 2.1.失敗1.容量を使い切ってしまう社員がいる
- 2.2.失敗2.途中解約で数万以上かかってしまった
- 2.3.失敗3.重くて持ち歩きにくい
- 2.4.失敗4.端末保証に入っていたのにバッテリー劣化が保証外だった
- 2.5.失敗5.エリアによって電波が入らない
- 3.法人向けポケット型WiFiを選ぶときにチェックすべき項目
- 3.1.月額料金
- 3.2.通信速度
- 3.3.データの利用上限
- 3.4.端末の購入方法
- 3.5.端末保証の内容
- 3.6.利用エリアと電波の状況
- 4.法人向けポケットWiFiの導入手順
- 4.1.法人向け窓口へ申し込む
- 4.2.審査および結果連絡
- 4.3.端末の発送
- 4.4.端末の受け取り
- 4.5.WiFi設定
- 4.6.利用開始
- 5.法人向けポケット型WiFiならDoRACOONがおすすめ
- 5.1.通信容量の制限は1日ごとにリセットされる
- 5.2.端末の購入方法は一括払い
- 5.3.端末は軽量で持ち運びやすい
- 5.4.マルチキャリアだから利用できるエリアが広い
- 5.5.プランの休止・再開ができる
- 6.法人契約のポケット型WiFi選び方まとめ
ポケット型WiFiとは
ポケット型WiFiとは、持ち運びできて、どこでもインターネットに接続できる小型の端末のことです。先駆けとなったのは、2009年にイー・アクセス(現・ソフトバンク)から登場した「Pocket WiFi」です。
この製品が市場に登場したことで、持ち運び可能でありながら高速なインターネット接続が可能な小型端末が一般的に知られる様になりました。
そして、その便利さから、「持ち運びできてどこでもインターネットにつなげる小型端末」を指す言葉として、「ポケットWiFi」という表現が浸透していきました。
モバイルルーターとの違い
厳密に言えば、ポケット型WiFiはイー・アクセス株式会社(現・ソフトバンク)によるモバイルルーターの商品シリーズ名であり、モバイルルーターはその商品カテゴリ全体を指すことばです。
ただし、一般的な用法では、ポケット型WiFiもモバイルルーターと同じく「持ち運びできてどこでもインターネットに接続できる小型の端末」を指す言葉として使用されています。
WiMAXとの違い
WiMAXとは、WiMAXという通信方式の電波を利用する無線通信サービスです。
WiMAXは、携帯電話のデータ通信方式が3Gの時代に登場し、3Gよりも高速な「ブロードバンド並の無線アクセス」を提供することで注目を集めました。
技術が進展する中、現在のWiMAXはLTEと技術的に近いものになっています。
その結果、WiMAXを使ったポケット型WiFiと4G LTEを利用するポケット型WiFiの技術的な差はほとんどないといえます。
法人のポケット型WiFi選びでよくある失敗談
まず、法人のポケット型WiFi選びでよくある失敗談を見ていきましょう。
失敗1.容量を使い切ってしまう社員がいる
ポケット型WiFiを社員に貸与するとき、ほとんどの企業は、業務以外には使用しないよう申し伝えると思います。それにもかかわらず、社員の中には、契約しているデータ容量を使い切ってしまう人も出てくるでしょう。
通信制限が発生すると、管理部門において、データ容量を追加購入する手間が発生してしまいます。
上記の手間をなくすには、「1日あたりの通信上限が設けられているポケット型WiFi」がおすすめです。
上記のポケット型WiFiであれば、翌日には自動で高速通信できるようになります。
1日ごとにカウントがリセットされるため、業務時間内に通信制限が発生するリスクも抑えられます。
失敗2.途中解約で数万以上かかってしまった
ポケット型WiFiの中には、中途解約すると数万円かかってしまうものがあります。
ポケット型WiFi端末を24〜36回の分割払いで購入し、分割払い中に解約する場合、端末の残額を一括で払わなくてはなりません。
もともと2年以上利用する予定であっても、急に予定が変更になる可能性もあるでしょう。
そのため、端末代金を一括払いできる業者がおすすめです。
初期費用は高額になりますが、予定が変更になり短期で解約した場合も、解約費用が高額になることはありません。
失敗3.重くて持ち歩きにくい
ポケット型WiFi端末の中には、持ち運びにくい形状のものやスマートフォン並みの重量をもつものがあります。
営業パーソンなど外勤者にポケット型WiFi端末を貸与する場合、ポケット型WiFi端末の寸法や重さにも注意しましょう。
営業カバンに入れやすい小さな形状のものや、なるべく重量の軽い端末がおすすめです。
失敗4.端末保証に入っていたのにバッテリー劣化が保証外だった
ポケット型WiFiを法人で契約する場合、故障に備えて端末保証への加入を検討されるケースも多いでしょう。ただ、「端末保証に入っていても、バッテリーの劣化はサポート対象外」ということもあります。
端末保証に加入するときは、サポートに含まれる故障内容について、しっかり把握しておくことが大切です。とくに次の3つについては、保証外なのか保証内なのかをしっかりと確認しておきましょう。
・バッテリー劣化
・水濡れ
・紛失・盗難
失敗5.エリアによって電波が入らない
ポケット型WiFiを利用するエリアが都市部の場合、どのポケット型WiFiを使っても、電波が入らないリスクは低いといえます。
ただ郊外で利用する場合、電波が入らず業務を行えないリスクがあるでしょう。
電波が入らないリスクをなくすには、次の2つの方法があります。
・当該エリアに強い通信キャリアのポケット型WiFiを利用する
・クラウドSIM対応のポケット型WiFiを利用する
利用するエリアが限定されるケースであれば、そのエリアに強い通信キャリアのポケット型WiFiがおすすめ。
利用するエリアが不特定なのであれば、「クラウドSIM」のしくみをもったポケット型WiFiがおすすめです。
クラウドSIMの端末は、複数キャリアのLTE回線のエリアをカバーできるので、利用できるエリアはどのポケット型WiFiよりも広くなっています。
法人向けポケット型WiFiを選ぶときにチェックすべき項目
法人用のポケット型WiFiを選ぶときにチェックすべき項目をまとめると、次の6つとなります。
・月額料金
・通信速度
・データの利用上限
・端末の購入方法
・端末の重量
・端末保証の内容
・利用エリアと電波の状況
月額料金
月額料金とサービス品質の調和が大切です。
安価な料金であっても、サービス品質が十分でない場合は利用価値が低くなります。
通信速度
業務を遂行する上で通信速度が十分に出るものを選びましょう。
通信速度の目安は以下のとおりです。
結論として、20Mbps以上が確保されている場合、動画視聴は十分な品質で行えるでしょう。
他の業務においても、通信速度の要件が満たされているかを確認することが大切です。
データの利用上限
1日に利用できるデータ量に、上限を設けている業者がおすすめです。
通信制限を受けても翌日には自動で高速通信できるようになるため、データを追加購入する手間がかかりません。
端末の購入方法
ポケット型WiFi端末は、一括払いできる業者がおすすめです。
分割払いする業者であれば、早期に解約すると端末の残債を支払う必要があります。
一括払いであれば、早期に解約しても解約費用が高額になりません。
端末保証の内容
端末保証に加入する場合、サポートされる事柄とされない事柄を確認しましょう。
バッテリー劣化や水濡れ、紛失/盗難についてどのようなサポートを受けられるのか確認してください。
利用エリアと電波の状況
郊外や山間部で利用される場合は、使用するエリアで電波が入るかどうかを確認しましょう。
利用するエリアが定まっていない場合は、「クラウドSIM」対応のポケット型WiFiがおすすめです。
法人向けポケットWiFiの導入手順
法人向けポケットWiFiを導入する手順を解説します。
法人向け窓口へ申し込む
会社名や支払い方法、利用プランなどの必要事項を記入し、申し込み手続きを行います。
審査および結果連絡
通信事業者によっては審査が行われる場合があります。審査結果は通常数日以内に連絡されます。
端末の発送
審査に通過したら、端末の発送が行われます。
発送の際には、到着までの日程や受け取り方法についての詳細が通知されるでしょう。
端末の受け取り
配送業者から端末を受け取ります。受け取った端末とともに、付属の取扱説明書や注意事項を確認しましょう。
WiFi設定
受け取った端末の電源をオンにし、WiFiの設定を行います。
利用開始
WiFiの設定が完了したら、インターネットの利用を開始できます。
法人向けポケット型WiFiならDoRACOONがおすすめ
法人向けポケット型WiFiなら、DoRACOONがおすすめです。
ここでは、DoRACOONをおすすめする理由について解説します。
通信容量の制限は1日ごとにリセットされる
DoRACOONは、1日に利用できるデータ容量があらかじめ定められています。
社員がギガを使いすぎてしまっても翌日には自動的に制限が解除されるので、管理者の手間がかかりません。
高速通信できるのは、1日あたり5GBまでになります。
一般の利用者が1日あたりに通信する容量は約5GB(※)とされているので、業務時間内に利用することを考慮すれば、問題なく利用できる容量といえるでしょう。
なお5GBあれば下記のことができるので、そもそも通信制限を受ける可能性も低いといえます。
(※)我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・試算内の「1契約1か月当たり約154GB」を、30.4375日で割ったもの
端末の購入方法は一括払い
DoRACOONを利用するとき、利用者は端末を一括払いで購入する必要があります。
分割払い方式の業者とは異なり、解約しても端末代の残金を支払う必要はありません。
さらに契約期間の縛りもなく、解約金も0円です。
解約したときにスポットで支払う費用がないため、更新月を管理する必要もなく、いつでも手軽に解約できます。
端末は軽量で持ち運びやすい
DoRACOONが取り扱っている端末は、軽量で持ち運びしやすいです。
サイズも小型で持ち運びやすく、営業パーソンに持たせるには最適の端末といえます。
マルチキャリアだから利用できるエリアが広い
DoRACOONはクラウドSIMのしくみを採用しています。
ドコモとau、ソフトバンクの3キャリアを利用でき、つながるエリアが広いため、どこにいても業務を行えるでしょう。
また万が一通信障害が発生しても、別のキャリアへ切り替えられるため、お仕事を止めません。
プランの休止・再開ができる
DoRACOONには利用容量に合わせた多様なプランのほかに休止プラン(税込550円/月)もあるので、利用しない間はコストを抑えられます。
人員が減ったり、全社的なテレワークが取りやめになったりした場合でも、同じ通信料金を支払い続ける必要はありません。
さらにいつでもWebからプランを再開できるため、手続きも簡単です。
法人契約のポケット型WiFi選び方まとめ
法人向けポケット型WiFiの選び方についてまとめると、次のとおりです。
・1日あたりに利用できるデータ容量に、上限を設けられる業者がおすすめ
・端末を一括払いすれば早期に解約しても解約費用が高額にならない
・端末は軽くて持ち運びやすいものがよい
・端末保証に入るときはサポート内容を要チェック
・「クラウドSIM」対応端末なら通信エリアが広くてつながりやすい
上記を参考に、御社に合ったポケット型WiFiを選んでくださいね。
※記載している内容は、掲載日時点のものです
2023-9-20
2023-5-16
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