DoRACOON NTTMEDIAS

活用事例

事例を
探す

【導入事例】「DoRACOON」活用で、ドローンによる「ICT施工」がスムーズに。業務の効率化と質の向上も実現。

2023-8-10

導入構成

導入機器

DOR03 1台(直近でもう1台導入予定)

YT65 1台

利用用途

土木現場の合理化や精度向上を実現する「ICT施工」に「DoRACOON」を活用。「ICT施工」に欠かせない正確な地表データを得るには、鮮明な画像を撮影した上でドローンの飛行ルートを決める必要があり、山間部でも途切れずMAPデータを送信できる「DoRACOON」が役立っている。

導入経緯

電波が届きづらい山間部の土木工事現場で、今までは使えるキャリアを都度探しながら複数モバイルルーターを所持して仕事をしていたが、マルチキャリアの「DoRACOON」は場所を選ばずにつながり、「ICT施工」をスムーズに進められるので導入を決めた。

 

広島県庄原市で土木工事や建築工事、金属加工などの事業を展開している小林建設株式会社は、電波が届きづらい山間部などの土木工事現場に「DoRACOON」を導入し、「ICT施工」を積極的に進めています。同社の「ICT施工」は、ドローンを上空に飛ばして撮影した地表をデータ化し、図面や3Dモデルを作成して施工に活かすもので、現場の合理化や安全性と施工・検査の精度向上を目指しています。「ICT施工」では、事前にドローンの飛行ルートを決める撮影画像が鮮明でなければ正確な飛行と測量ができないため、山間部でも途切れることなくつながり、大容量でもストレスなく送受信できる「DoRACOON」が役立っています。

 

今回は、同社のICT推進チームチーフである前岡 拓弥(まえおか たくや )様に、「DoRACOON」の導入経緯や活用法、効果などについて伺いました。「DoRACOON」を「ICT施工」で活用するほか、災害現場支援や除雪などにも活かすことで、地域住民の安心・安全な生活を支えたいとも考えています。

マルチキャリア対応なので、スムーズな「ICT施工」が実現

──「DoRACOON」を導入したきっかけを教えてください。

前岡様:

 

土木工事の現場は山間部が多く電波が届きづらいので、今まではテザリングなどによりインターネットにつないで仕事をしていました。手間がかかって面倒だと思っていたところ「DoRACOON」を紹介いただき、トライアルでデモ機を使ってみました。

すると「DoRACOON」がつながるキャリアを自動で選び、すぐにつながりました。弊社は「ICT施工」に取り組んでいるのですが、山間部でもつながりやすいマルチキャリアの「DoRACOON」のおかげで、業務をスムーズに進められるようになりました。これが導入を決めた最大の理由です。

 

その後モバイルルータータイプのDOR03を本契約し、今後もICT施工を増やしていくため追加契約をする予定です。また 据え置き型タイプのYT65 も、回線工事が不要で手続きが簡単なので導入しました。

ドローンの飛行ルートを決める画像を鮮明にデータ送信できる

──「DoRACOON」はどのような用途で使われていますか?

前岡様:

弊社のICT施工は、ドローンで地形写真を撮って、撮った写真を3D化して機械にデータを読み込ませ施行していくスタイルです。実際に機械を操縦するのはオペレーターですが、掘削面の指示などをナビゲートするのが3D化したデータです。

 

3Dデータの作成にはドローンを使いますが、ドローンにあらかじめ飛行ルートを設定しておくと自律飛行で計測できます。この飛行ルートを設定するには、障害物の有無や付近の環境を確認するための事前調査を行わねばなりません。確認には上空から撮影した画像を元にデータを分析するのですが、このときの画像が鮮明でないとドローンは設定ルートを判断できず、コースからはずれてしまうことがあります。

 

このきれいな画像を撮るために、山間部でも途切れることなくデータ送信できる「DoRACOON」が重要になります。「DoRACOON」だと大容量データのやりとりもスムーズにできるので、とても役立っています。

 

「DoRACOON」のおかげで業務の効率化はもちろん、精度や質の向上にもつながっています。

電池の持ちも良く休止プランも。建設現場に最適な「DoRACOON」

──マルチキャリア以外に良かった点はありますか?

前岡様:

モバイルルータータイプは薄型なので、持ち運びしやすいのもいいですね。また僕らの現場は繁忙期と閑散期があるので、閑散期には利用料を払わなくてもよい「休止プラン(税込550円/月)」があるのも便利です。

 

通常は8時~12時まで使ったら充電するようにしていますが、充電せずに1日使えることもあったので電池量にも不満はありません。料金も、他社の利用料に比べてお手頃だと思いますよ。今は1現場に1契約しているので、今後も現場の管理者の数だけ契約して、いろいろと活用できればいいなと思っています。

──据え置き型タイプのYT65を導入された理由も教えてください。

前岡様:

通常現場事務所のネット環境を整備するには、1ヶ月くらい前に申請しないと、事務所開設と同時にネットが使えるようになりません。一方「DoRACOON」の据え置き型タイプなら、エクセルの申し込み用紙に記入するだけで短期間で使えるようになります。工事をする必要も無く、コンセントに差し込むだけでつながります。社員の手間も省け、撤去するときも持ち帰るだけで済むので、メリットが多いと会社が判断しました。

今後の通信速度向上に期待

──改善してほしいと思うところはありますか?

前岡様:

使い勝手がいいので特に不満はありませんが、強いて言うなら通信速度がもう少し上がると嬉しいです。今のところそんなにストレスは感じていないものの、ドローンで写真を送ることが多いので、さらに速度が上がれば、より作業効率が上がって処理や送受信が楽になるので期待しています。

現場との情報共有や災害時にも役立てたい

──今後は「DoRACOON」をどのように活用していきたいですか?

前岡様:

僕たちは現場を管理する立場なので、現場と常時ネットでつながりZoomなどで情報共有ができれば、進行管理なども楽になると思います。また図面は現状では紙が多いものの、現場ではタブレットを使用して、修正が必要になれば事務所で直して送るなどができれば、業務の効率化につながります。

 

弊社は災害現場の支援や除雪作業なども請け負っており、こうしたシーンでも「DoRACOON」の上手な活用法があると思います。「DoRACOON」によりネットで現場とつながるといろいろなことができそうなので、今後もさまざまな使い方を考えていきたいと思っています。

 

※「DoRACOON」はマルチキャリアのネットワーク(LTE(4G)・3G回線)に対応しております。(お客様での選択不可)ただし、ご利用いただくエリアや電波や建物等の環境により一部ご利用頂けない場合や、通信速度が遅くなる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

 

ページ上部へ戻る