DoRACOON NTTMEDIAS

活用事例

事例を
探す

【導入事例】介護の現場で機器を使い分け業務を効率化。今後は他社の課題も解決しながら、介護業界のICT化を進めたい。

2023-9-14

導入構成

導入機器

U3_DOR02:19台 YT65:19台 S20i:35台

※S20iは 2022年11月30日に販売終了

※導入台数は、2023/9/14時点

利用用途

テルウェル西日本が運営を手がける介護施設で、介護記録をスムーズに行うために「DoRACOON」を導入。据え置き型タイプのYT65は限られたスペースのデイサービスに、モバイルルータータイプのU3_DOR02は有料老人ホームに、スマートフォンタイプのS20iは訪問介護にと、用途に応じて使い分けをしている。

導入経緯

それまで行っていた介護記録は、現場で紙などにメモをして、帰社後にPCで本体システムに打ち込むという流れだった。法律により介護業界でもペーパーレス化が進む中 で、同社でも現場スタッフの手間を軽減して業務の効率化を図るため介護記録の電子化に取り組むことになり、「DoRACOON」の導入を決めた。

参考:介護業界のペーパーレス化と便利なアプリを紹介~法律の観点から解説

厚生労働省「令和3年度介護報酬改定の主な事項について」

 

 

NTT西日本グループのテルウェル西日本は、ICTの活用でオフィスやマンションの課題を解決するさまざまな事業を展開しています。スマートビルメンテナンスのパイオニアでもあり、スマートオフィスやスマートハウスのサポートから法人向け通販サイトの運営、介護サービスの提供まで、街で働く人や暮らす人の夢をかたちにする、さまざまなソリューションを提供しています。

 

今回は同社の厚生介護事業部で、介護施設の運営や企画を担っている坂本 直幸(さかもと なおゆき)様 に、介護の現場における「DoRACOON」の活用法や効果などを伺いました。同部署で最近取り組み始めた介護施設の業務改善などを他社へ提案する業務でも、「DoRACOON」を活かしたいと考えています。

介護記録の電子化で現場の手間を軽減

──「DoRACOON」を導入したきっかけを教えてください。

坂本様:

介護サービスを提供した場合は、必ず介護記録を残すことが法律で決められています。今まではその介護記録を手元でメモして紙に書いておき、その後PCに記録するのが一般的でした。二度手間となっている業務の負担を軽減するためにも、介護を提供したその場でタブレットに記録できるシステムに変えようという動きが社内で起きたのがきっかけです。それに伴い通信システムが必要となり、他社のサービスや料金を検討した結果比較的安価で使いやすかった「DoRACOON」を選びました。

タイプの違う介護施設の用途に応じて使い分け

──3種類の「DoRACOON」をどのように使い分けていますか?

坂本様:

 

社内では3種類の端末を、主に介護記録用のタブレット等のインフラとして活用しています。弊社で管理している介護施設はいろいろなタイプがあり、「DoRACOON」は施設や用途の違いで使い分けています。

デイサービスやグループホームなどの限られたスペースであれば、スタッフがそれぞれ1台ずつ持つよりも効率的なので、据え置き型タイプのYT65を利用しています。

モバイルルータータイプのU3_DOR02は、入居系の有料老人ホームで使っています。有料老人ホームは光回線を導入しているので、普段は問題なく通信を利用できるのですが、入居者の救急搬送などで救急車に同乗して移動することになった際、今まではデータを記載した紙の資料をいちいち持ち出していましたが、「DoRACOON」を導入してからは、タブレットとU3_DOR02を持ってすぐに救急車に同乗することができます。タブレットからシステムに簡単にアクセスできるので、データの確認や記録もスムーズになりました。

 

スマートフォンタイプのS20iは、訪問介護のヘルパーが使っています。タブレットよりも軽く、扱い慣れているスマートフォンタイプなので重宝しているようです。これさえあれば全ての作業でこと足りるのも便利です。業務で使用しているアプリは、今回の介護システムを発注した会社に用意してもらいました。

このように在宅型、施設型などいろいろある介護事業の用途に、「DoRACOON」の利用方法がぴったりはまったのも選んだ理由です。スタッフの評価も高く、「もう前には戻りたくない」と言われています(笑)。

誰でも簡単にニーズに合った使い方ができるのが魅力

──改めて「DoRACOON」のおすすめポイントを挙げるとすれば?

坂本様:

端末料金やプランの値段が安価であるほか、工事が不要で簡単に使えるのが魅力ですね。ITリテラシーが高くないスタッフも多く、接続など難しい操作がなくても使えるのは重要なポイントです。

また介護業界は職員数の増減が激しいので、不要になった端末を必要な施設や人に渡せばすぐに使えるといった、フレキシブルさもありがたいです。据え置き型タイプやモバイルルータータイプなどの種類があり、用途に合った使い方ができるのも嬉しいですね。

使う容量に応じて柔軟にプラン変更が可能

──改善してほしいと思うところはありますか?

坂本様:

介護現場にネットワーク環境が整ったことで、デイサービスの利用者に体操の動画などを見せるスタッフも出てきました。たくさんのスタッフが動画を再生することで、容量が足りなくて低速になってしまうことが悩みどころです。スタッフはよかれと思って積極的に取り組んでくれるものの、回線が輻輳しまうこともあって・・・。無制限で使えるプランなどがあればなおいいと思いました。

 

―NTTメディアス営業:

「実はご相談いただければ現在契約されているプラン以外に例えば1日速度制限なしで利用できる容量が10GB、15GBのプランもあります。料金は若干高くなってしまいますが、プランはご利用に応じて柔軟に変更が可能です。」

 

―坂本様:

そうなんですね!

では多様なプランを申込みできると教えて頂きましたので、必要に応じて申込みしたいと思います。

となると容量不足の困りごとがなくなるので改善してほしいところがなくなってしまいますね(笑)

「DoRACOON」と共にICT化を推進したい

──今後は「DoRACOON」をどのように活用していきたいですか?

坂本様:

今後も施設やスタッフの数が増えるに伴って「DoRACOON」を増やしていく予定です。施設内での使い方を工夫するほか、アクセスポイントを増やしてネットがつながっていない空間を無くす動きは必要だと思っています。また、始めたばかりですが、他社の介護課題を解決するソリューション事業として、今後は「DoRACOON」と協業できないかと考えています。

 

同業他社もネットワークが無く電子化が進まないといった課題を抱えるところが多く、施設を全館WiFiにするのか、手軽なモバイルルーターで済むのかなど、相手の現状やニーズに応じて弊社のノウハウと「DoRACOON」を合わせて提案できればいいなと思っています。

 

介護分野ではネット環境整備が助成金の対象になることから、「DoRACOON」が導入実績を踏まえると、良い選択肢になるため、ご一緒できればありがたいです。「DoRACOON」との協業で、自社だけではなく介護業界全体のICT化を進めていきたいですね。

ページ上部へ戻る